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上写真:大正寺桜

法事とは「仏法の行事」ということで、法事は決して故人の供養や先祖供養の為の行事ではなく、「仏法」つまり「お釈迦様のみ教え」が中心でなければならない行事です。
「仏法」は他でもない<私自身>のためのもので、法事の場に参集したご家族・縁者の一人ひとりが「仏法」を聞き味わってこそ意義あるものとなるのです。亡き人を偲びつつ、経典を読誦して、仏徳を讃嘆し、仏法を聞く行事が法事です。
まずは人生の無常を教えてくださった故人に感謝し、今日ある自分を省みて、お釈迦様のみ教えを自分自身の身に頂くことが大切なことであります。
<法事への準備>

<日時>
浄土真宗は大安や友引などの日を避けたり選んだりいたしません。
日時の決定は、まずお寺の都合をお聞きください。特に土・日曜の午前中などは重なることが多いのでなるべく早くお寺の都合を確認して下さい。

ご法事は、10:00 11:00 12:00 14:00 15:00 の時間でお受けしております。 11:00は、ご希望の方が多いのでお早めにご連絡下さい。

<会場>
自宅・お寺あるいは墓前でつとめます。法事のお勤めの後、墓参りもしますので、お寺の本堂でお勤めすることをお勧めいたします。自宅でつとめる場合は、お仏壇があることが前提ですが、満中陰(四十九日)法要の時などでまだお仏壇が無い場合は中陰壇(葬儀後の遺骨を安置する飾り棚)の前で読経します。

<案内>
日時・会場が決定したら、早いうちに参会者に案内を出します。服装の指定やお斎(法事後の会食)の有無もあるとよいでしょう。

< お布施>
お布施が習慣化される中で、お布施とは僧侶が読経したことに対する謝礼や労働報酬のように捉えておられる方が多いように思います。そもそもお布施(懇志)とは、仏教の行(布施行)の一つで「あまねくほどこす」という意味です。ただ浄土真宗では、こうしたお布施を善根を積んで悟りに近づく為の修行とはせず、ひたすら阿弥陀如来のお救いを慶び感謝する報謝行としています。すなわちお布施は僧侶への報酬ではなく、如来さまへの報謝として捧げるものなのです。金額にこだわること無く、自分に納得がいくように包めばよいと思います。お布施は読経の代金ではありませんので、包みには「御経料」とは書かず、「御布施」と書きます。

< 供物>
お供えはお花や果物・菓子類などです。なまぐさい物はふさわしくありません。

<お斎>
法事後の会食を「お斎(とき)」といいます。お斎をなさる場合は、時間・場所を案内に明記しておくと良いでしょう。住職にも同席を希望する場合は、無駄になるともったいないので事前に都合を確認してください。
 
<中陰法要>ちゅういんほうよう

中陰とは亡くなった日から四十九日間のことで、その間に七日毎に初七日、二七日(ふたなのか)、三七日・・と勤めます。特に七七日(四十九日)は満中陰として丁重に勤めます。
浄土真宗ではこの法要は追善回向の仏事ではなく、今は亡き故人を偲び、それを縁として仏恩報謝の懇念を深める仏事であります。

初七日法要は初七日の日に行いたいものですが、最近では都会を中心に会場の都合や親族のお集まりの都合もあって、葬儀後の中陰期間中最初に行う初七日法要を繰り上げて、火葬場から帰るとただちに行うことが多くなっています。さまざまな事情でやむを得ないことと思いますが、その場合でも家族の者だけでも初七日の日には仏法に耳を傾けるご縁として法要を営む努力はしていただきたいと思います。
留意点

世間一般では、四十九日の満中陰法要が三ヶ月になると、三月越しの法事はいけないと言われますが、これは「始終苦しみが身につく」という語呂合わせの迷信によるものですので、全く気にする必要はありません。

他宗派では、死者は亡くなってから四十九日までの間旅して最後に成仏すると説き、その間灯りを消すと死者が迷うと言われますが、浄土真宗では阿弥陀如来の救いによって、亡くなった方は、ただちにお浄土に往生し、仏にならさせていただく宗旨でありますので、灯りを一日中付けておいたり、故人への追善回向や追善供養をする必要はありません。
<納骨法要>

納骨は適当な時期に各家の墓に納骨します。墓地については、世間の迷信にとらわれずに浄土真宗の門信徒としてふさわしい墓地を建立されることが望ましく、墓地建立に当たってもお寺に相談して下さい。
一般に納骨もこの満中陰の法要が終わってから行うことが多いですが、家庭の事情などによりさまざまで、いつまでといった決まりはありません。

尚、本願寺派の門信徒の場合は、遺骨の一部を宗祖親鸞聖人の御廟所の京都の大谷本廟(西大谷)に分骨(納骨)することもお勧めしております。方法等についてはお寺に相談して下さい。
<百ヶ日法要>

百ヶ日とは、亡くなった日から、百日目に行う法要です。
最近は、ごく近親者で行われますが、四十九日の法要(満中陰法要)と同規模の大きな法要をなさる方もいらっしゃいます。
百ヶ日は、中国では「卒哭(そっかい)」と呼び、文字通り、「泣くのを卒業する」ご縁と考えることがあるようです。
悲しいお別れから一段落して、いよいよ自分の人生における真実に、目を向け始めるのによい時期なのでしょう。
<年忌法要>(年回法要)

年忌法要は、亡くなって1年後に勤めるのが一周忌、2年後が三回忌、6年後が七回忌で、以後十三回忌、十七回忌、二十五回忌、三十三回忌、五十回忌と勤められます。

年忌法要以外の祥月命日には、各家庭において、お仏壇に花や線香、打敷、灯明、お仏飯をお供えし、家族そろって丁寧にお勤めしてください。また、お墓にもお参りするようにしましょう。

 お気軽に大正寺までお問い合わせください。


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浄土真宗本願寺派 寶松山 大正寺
山梨県富士吉田市新倉621 TEL.0555-22-1017

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